FIV~猫免疫不全ウイルス~
こんにちは、おなじみのまいたけです。
今日は、猫ちゃんの感染症『FIV(猫免疫不全ウイルス)』についてのお話です。
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うちの子、お外にいっちゃうのよね…
口内炎がひどいなぁ…
猫風邪が治らない…繰り返してしまう…
そんなことはありませんか。
もしかしたらFIVに感染している…なんてことがあるかもしれません。
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猫免疫不全ウイルス(FIV)は、
レトロウイルスという種類のウイルスが原因になります。
感染経路としては、
喧嘩による咬傷、唾液を中心とした濃厚接触、
お母さんからの垂直感染などがあります。
感染すると、
急性期:発熱、リンパ節の腫れ
無症候キャリア期:免疫が成立します
持続性全身性リンパ節症期:全身性のリンパ節の腫れ(発症しないこともあります)
AIDS関連症候群期:口内炎や歯肉炎、風邪様症状、皮膚病など
AIDS期:日和感染、貧血、がん
このように徐々に進行し、様々な感染症にかかりやすくなります。
その他に徘徊など行動がおかしくなったり、腎臓に障害をおこすこともあります。
有効な治療はなく、基本的には対症療法になっていきます。
しかし、AIDS期まで進行してしまった子は、
なかなか救うことが難しくなっていきます。
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FIVはお外の猫ちゃんからもらうことが多いので
お外へいく子の場合は
感染している可能性が高くなります。
FIVは血液検査で感染の有無を調べることができます。
1~2ヶ月以内の感染となると陰性になることがありますので、2ヶ月くらいあけて再検査をすることがあります。
さらに子猫の場合は、お母さんからもらった免疫の可能性もあるので、およそ半年齢での検査をおすすめします。
もし、検査で陰性であることがわかれば
FIV感染を防ぐワクチンがあります。
初回の年は、
約1ヶ月間隔で、合計3回打つ必要がありますが、
最初の年をがんばれば
それ以降は1年に1回のワクチンになります。
当院では、
3種混合ワクチン、5種混合ワクチンがありますが、FIVワクチンは混合ワクチンに含まれていません。
そのため、FIVワクチンは
混合ワクチンとは別に打つ必要があります。
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お外に興味をもっている、
お外によくでてしまう、
子猫をひろった、
そんな方は是非ご相談ください🙆
私たちの行動で、
猫ちゃんを感染症から救うことができます😺😺
もう少し詳しくききたい方も
どうぞお気軽にお問い合わせください😊